N4レベル読解(19):父の気持ち

 

子供の頃、私はコーヒーが好きじゃありませんでした。私の父は、毎日コーヒーを飲んでいたので、ある日、一口もらったことがあります。でも、全然おいしくなかったので、「うぇ、まずい」と言って、口から全部出してしまいました。「どうして大人はこんなに苦い飲み物を飲むの?」と聞くと、父は「大人になったら、きっとおいしさがわかるよ」と言いました。私は「本当?」と思いました。今、私は大学生になって、毎日コーヒーを飲んでいます。勉強をしているとき、眠くならないようにコーヒーを飲んだり、ご飯を食べた後にも、テレビを見ながら飲んだりします。ちょっとコーヒー中毒かもしれません。でも、今なら父の気持ちがわかります。


[ふりがな]

どもころわたしはコーヒーがきじゃありませんでした。わたしちちは、毎日まいにちコーヒーをんでいたので、ある一口ひとくちもらったことがあります。でも、全然ぜんぜんおいしくなかったので、「うぇ、まずい」とって、くちからぜんしてしまいました。「どうして大人おとなはこんなににがものむの?」とくと、ちちは「大人おとなになったら、きっとおいしさがわかるよ」といました。わたしは「本当ほんとう?」とおもいました。いまわたし大学生だいがくせいになって、毎日まいにちコーヒーをんでいます。べんきょうをしているとき、ねむくならないようにコーヒーをんだり、ごはんべたあとにも、テレビをながらんだりします。ちょっとコーヒーちゅうどくかもしれません。でも、いまならちちちがわかります。

 

 

【もんだい】
[1] 「わたし」は、コーヒーをどうおもっていますか?

  1. いま、コーヒーがきです。
  2. むかしからコーヒーがきです。
  3. いま、コーヒーがきらいです。
  4. コーヒーは、いつもまずいです。
[2]「わたし」はいつコーヒーをんでいますか?

  1. あさきたとき
  2. まえ
  3. テレビをているとき
  4. 友達ともだち一緒いっしょにいるとき

 

 


 

 

【こたえ】

[1] 1. いま、コーヒーがきです [2] 3. テレビをているとき